New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

副人格

自分の内部にある回路の完全性とその切断

健康であるためには、健康にかかわる有機体(生物体)が自分の内部にある回路を切断しないよう、細心の注意を払わなければなりません。ここで問題となるのは完全性(integrity)です。例えば、アルコール依存症の人は、自分の内部にある回路に線引きをして、ある部分、いわゆるアルコールに依存している部分を切り離しています。一時的注意において、彼らはその部分に自分自身を認識していません。そして、彼らが引いた線は、依存症に対する統合的かつエコロジカルな解決策を見つけるために、自らを統合するのに保たれるべき回路を妨害します。フィードバックに必要な回路の完全性を考慮せずに自分自身を定義する線を引いた場合、私たちは正式にアルコール依存症と同じ立場に身を置くことになります。
(ニューコードNLPの原点「個人的な天才になるための必要条件」p.32)

〈補足〉
◎一次的注意(
first-attention)=意識

◎二次的注意(second-attention)=無意識

飲酒

In particular we're proposing that health on the positive side is a state which indicates that the organism who's involved has been very very careful not to cut through circuits internal to him or herself. The issue here in integrity. Alcoholics, for example, are individuals who have drawn a line inside of their own circuitry where they have disassociated a part, the so-called alcoholic part. From first attention they do not recognize themselves in that part. And the line that they've drawn crosses circuits they have to have intact for their own integrityーin order for an intergrated, ecological solution to the addiction to occur. If we draw the lines that define ourselves without respect for the integrity of the circuits that we need for feedback, for example, we've placed ourselves formally in the same position as the alcoholic has. 

(TURTLES ALL THE WAY DOWN: Prerequisites to Personal Genius p.6-7)

Turtles All the Way Down: Prerequisites to Personal Genius
John Grinder
Judith Delozier
Grinder Delozier & Associates
1995-09-01



ニューコードNLPの原点 個人的な天才になるための必要条件
ジョン・グリンダー
ジュディス・ディロージャ
メディアート出版
2006-06-20



NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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記事更新日:2025/12/31

内的対話のストラテジー「ミーティングに集中するために」

カルメン












今日のランチミーティングで、私は午後のプレゼンの準備をしていました。ジョンは私に「午前の講座でこういうことをやったから、午後はこういうことをやったらいいよ」と私に教えてくれました。私は、彼と会話をしている最中に、自分の頭のうしろの方で何やら小さな声がささやいていることに気づきました。

『ああ〜嬉しい嬉しい嬉しい〜!明日は休みだ〜!何も予定が入ってないからいろいろなことができるわ〜!何しようかな〜?』

この小さな声は、ジョンが午前の講座で何をしたかの話を聞くのを邪魔していました。そこで私はこの小さな声と会話をしてみることにしました。

私『嬉しいって言ったって、私はこれから日本人にプレゼンする仕事があるのよ』

声『明日は休みだよ〜、東京で遊べるよ〜、何をしようかな〜?』

私『それは午後のプレゼンが終わってから考えようね』

私は午後のプレゼンの準備に集中するために、私の内なる声と交渉する必要性を感じました。そこで私はまず彼女の意図を聞きました。

私『ジョンが私のプレゼンの準備をしてくれている最中に、あなたが私を邪魔する意図は何ですか?』

声『あなたの通訳さんに、明日はどこに行けばいいか、東京の名所を教えてもらいたいの


私『わかったわ!とても素敵な意図を教えてくれてありがとう。それでは約束しましょう。そういう情報をくれるときは適切な時間と場所を選んで欲しいの。


声『わかったわ!あなたはジョンの話を聞きたいのね。それを邪魔してごめんなさい


私『ありががとう。それではよろしくね!』

私はこの交渉をしたあと、自分の内なる声がどういう時間と場所を選んで私に情報をくれるかに興味を持ちました。


カルメン・ボスティック・サンクレア女史より

東京












〈ポイント〉
1.自分の内なる声に意図を尋ねる。
2.自分の内なる声に情報提供の適な時間と場所を交渉する。
  ⇒『適切な時間と場所で情報をくれませんか?』
  ⇒『この時間この場所で情報をくれませんか?』



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記事更新日:2023/03/14

内的対話のストラテジー「ゲームに勝つために」

カルメン











私は、ジョンと出会ってから、さまざまなスポーツにチャレンジしました。そしてそれらを私に教えてくれるのは、いつもジョンでした。

あるとき私は、自宅のロッカーの中から、自分が学生の頃にもらったトロフィーを見つけました。それはボーリング大会で優勝したときのものでした。これまでジョンは、私にいろいろなスポーツを教えてくれたけど、ボーリングは一度もやったことがありませんでした。私はさっそくジョンをボーリングに誘いました。


ゲームをはじめると、ジョンはボーリングをしたことがないということで、案の定、1ゲーム目と2ゲーム目は私が圧勝しました。そして2ゲーム目が終わったとき、ジョンは私にある提案をしました。「次のゲームで勝った方が、このボーリングゲームの優勝者ということにしないか?」

 


1ゲーム目と2ゲーム目で圧勝していた私は、ジョンの提案を受け入れました。この時、私には、次のような内的な声が聴こえていました。『3ゲーム目もあなたが勝つわよ!』『あなたなら絶対に勝てるわ!』『楽勝ね!』

 私は、自分が圧勝をしていたことで、重要なことを忘れていました。ジョンはモデリングの天才だということです。そして3ゲーム目は、ジョンが勝ちました。


私はこのゲームのあと、自分の内なる声と対話をしました。内なる声は、自分のことを応援するつもりで、ゲームの最中にいろいろと話しかけてくれていたのですが、声をかけてくれるタイミングが悪かったのです。その結果として私のゲームの邪魔をすることになったのです。そこで私は、応援してくれていた私の内なる声に対して、次のような交渉をしました。

 

「私のことを応援してくれてありがとう。今後、応援の声は、私がゲームに勝ったときにかけてください」

カルメン・ボスティック・サンクレア女史より
ボウリング










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記事更新日:2023/03/14

副人格への取り組み(3)「副人格から肯定的意図を探る」

エクササイズ3「副人格の肯定的意図を探る」

自分の内側にある副人格への取り組みの一つに、人格のパーツ(副人格)の肯定的意図を探るというものがあります。

例えば、『会社の長期休暇をもらい、インドへ旅行しようかな!』と思いついたあとに、『いま会社を長期で休むと仕事が滞るかな…』『インドは治安が悪くないかな…』『インドに行くとなるとけっこうお金がかかりそうだな…』といった内なる声が聴こえてきたとします。この場合、内なる声を発している副人格がもつ肯定的な意図を探ることで、拮抗した状態を統合できます。

副人格A『会社を長期で休むと仕事が滞るかな…』
⇒スケジュールの管理について懸念を呈している副人格

副人格B『インドは治安が悪くないかな…』
⇒身の安全について懸念を呈している副人格

副人格C『インドに行くとなるとけっこうお金がかかりそうだな…』
⇒経済状態について懸念を呈している副人格

このように、それぞれの副人格が背後にもつ肯定的意図を探ってみると、すべて自分自身の健康や安全にまつわるものであることがわかります。

旅行をしたいという気持ちや直感が副人格の声によって立ち消えにならないよう、肯定的意図をすり合わせする目的でうまく交渉することで、何の懸念もなく旅行をすることができるようになります。エクササイズ3では、副人格の声を聴き、その肯定的意図を探るワークをしてみましょう。



海外旅行


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記事更新日:2026/02/06

副人格への取り組み(2)「副人格の年齢を探る」

エクササイズ2「副人格の年齢を探る」

自分の内側にある副人格への取り組みの一つに、副人格の年齢を探るというものがあります。

自分の内的対話に日頃から耳を傾けるようにしてみましょう。心の中から聴こえてくる声は、人格のパーツである副人格から発せられており、そうした副人格には2歳、4歳、6歳、12歳、15歳…といった年齢があります。まるで子どもがお母さんに話しかけているようなものになっているわけです。このようにして、自分の心の声に年齢や名前をつけることで、内的対話を客観的に感じられるようになります。



親子



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記事更新日:2026/02/06

副人格への取り組み(1)「新しいコンテキストに入る」

エクササイズ1「新しいコンテキストに入る」

自分の内側にある副人格への取り組みの一つに、新しいコンテキストに入るというものがあります。

例えば毎日、ノートに日記を書いている人がふと、インターネットにつながっているブログを書いてみようと思ったとき、『文章が下手だから他人に読まれるのは恥ずかしいな』とか『不特定多数の人の目に触れると危険かな』といったさまざまな内的対話が出てくることがあります。

ノートの日記からネットのブログに変わるとなると、新しいコンテキストに入っていくことになります。これまでやったことのないことをすれば、必ずといっていいほどほとんどの場合、自分の内面にある人格のパーツ(副人格)が抵抗するために、声をもってあらわれてきます。


自分の内側から出てくる副人格の具体的な対処法については別のぺ―ジでご紹介するとして、まずは新しいコンテキストに入り自分の内側にある人格のパーツを顕在化させることが、真の意味で自己を統合する第一歩となります。

自分の無意識の領域に踏み込むエクササイズに慣れていない方はけっして無理をせず、少しずつやってみるといいですね。



日記


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記事更新日:2026/02/17

副人格について

副人格(parts)とは、さまざまなリプレゼンテーショナルシステム(V/A/K/O/G)の組み合わせで同一化される複数の人格(sub-personal)です。これは、個人の中で発達した異なる反応とそのプログラムによって生成されるものであり、それぞれの副人格にはそれぞれの意識や感情、年齢、声などが存在します。

個人の中に存在する副人格と副人格との間には、しばしば対立が見られます。その対立は直接的あるいは間接的に、体の生理的な状態、神経伝達物質やホルモンの分泌、心拍数や血圧、呼吸、基礎代謝、免疫システムといったさまざまな神経システムの情報処理に影響を与えます。


副人格同士の矛盾によって起こる反応を不一致(incongruent)といい、それぞれの副人格は連続して、あるいは同時に、自らの意見を主張します。

◎連続して起こる不一致の例:

 ・「甘いものが食べたいな…。でも体に悪いだろうな…。」
 ・「海外旅行に行きたいな…。でも貯金が減ってしまうな…。」
 ・「田舎に引っ越したいな…。でも田舎はいい仕事がなさそうだな…。」

◎同時に起こる不一致の例:
 ・ある人が口で「はい」と言いながら同時に顔色が暗くなっている(身体反応が出ている)。

副人格が一致しているのか不一致なのかは、周辺視野を使ったカリブレーション、あるいは Yes, No の身体反応で検知できます。


女性




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記事更新日:2026/02/17

副人格について(目次)

ニューコードNLPスクールのブログで、「副人格」について書いた記事の一覧です。

副人格について(目次)
2015/03/01 副人格について(目次)

副人格について(記事)

2015/03/02 副人格について
2015/03/03 副人格への取り組み:エクササイズ1「コンテキストを変える」
2015/03/04 副人格への取り組み:エクササイズ2「副人格の年齢を探る」
2015/03/05 副人格への取り組み:エクササイズ3「副人格の肯定的意図を探る」

2015/03/10 クラシックNLPモデル「ビジュアル・スクワッシュ」

内的対話のストラテジー(カルメン女史)
2015/03/11 内的対話のストラテジー「ゲームに勝つために」
2015/03/12 内的対話のストラテジー「ミーティングに集中するために」 

コーチングセッションの例(John Grinder)
2014/12/12 何かをしようとするとできないと思ってしまう私
2014/12/13 相手の高次の意図を引き出す方法
2015/04/06 副人格とその意図のレベルについて

書籍「個人的な天才になるための必要条件」より
2025/02/09 内なるデーモンを適切にアレンジする



人














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記事更新日:2026/02/07
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