長期記憶は短期記憶とはメカニズムが異なり「シナプスの変化」を伴います。これをシナプス可塑性(synaptic plasticity)と言います。

人間の脳には、大脳で数百億個、小脳で千億個、脳全体では千数百億個にも上るニューロン(神経細胞)が張り巡らされており、そのひとつひとつがシナプスを介して別のニューロンと繋がり、複雑なネットワーク(神経回路)を作っています。この回路には、さまざまなことを見聞きしたり肌で感じたりするなどの経験によって常に何らかの電気信号が流れているものの、基本的にはそれらすべてに反応することなく消えていきます。しかし、同じ電気信号が何度も流れてきて、それが一定の基準に達すると、その信号の伝達効率を上げるように、各ニューロンをつなげる回路が強化されます。つまり、ニューロンから受け取った情報をそのまま伝達するのではなく、シナプスそのものが変化することにより、神経ネットワーク内の信号の流れが変化し、情報の伝わり方も操作されているわけです。

このように、長期記憶とはシナプスに、あるいは神経ネットワークに情報を焼き付けるプロセスであり、これを記憶の固定化(memory consolidation)と言います。


〈参考文献〉
記憶の固定化(脳科学辞典)


脳とシナプス











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記事更新日:2022/11/26