日本語のオノマトペには、大きく分けて、音を表す擬音語と、物事のありさまを表す擬態語があります。言語学者の金田一春彦氏は、オノマトペを「擬声語」「擬音語」「擬態語」「擬容語」「擬情語」の五つに分類しています。
擬音語と擬態語の両方の特徴を持つものについて、下記に例をいくつか挙げます。
1.擬音語と擬態語の両方の特徴を持つもの
◎ドンドン
・床に足音がドンドン鳴り響く。…歩くときの〈音〉を表す。
・日本語がどんどん上手になる。…語学が上達するときの〈様子〉を表す。
◎ゴロゴロ
・雷がゴロゴロ鳴り響いています。…雷が鳴る〈音〉を表す。
・休日は家でごろごろしています。…体を横にして過ごす〈様子〉を表す。
◎カリカリ
・猫がカリカリと音をたてて食べる。…食べるときの〈音〉を表す。
・荷物が届かずカリカリしています。…苛立っている〈様子〉を表す。
◎サクサク
・サクサクと歯ごたえがあります。…食べるときの〈音〉を表す。
・事務的な仕事をサクサクこなす。…仕事をする〈様子〉表す。
◎ズルズル
・ズルズルと音を立てて飲む。…飲むときの〈音〉を表す。
・ズルズルと返事を引き延ばす。…行動の〈様子〉を表す。
◎クチャクチャ
・クチャクチャと音を立てて食べる。…食べるときの〈音〉を表す。
・紙がクチャクチャになる。…紙の〈様子〉を表す。
〔考察〕
◎オノマトペのカタカナ表示とひらがな表示
◎NLPモデル「サブモダリティ」
◎シナスタジア
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール

記事更新日:2024/04/16