私たち人間が外部から受け取る情報の8割は視覚が占めているといわれています。目は一瞬にして色や形、明るさ、遠近、コントラスト、動きなどを捉え、それらを脳で処理しています。中でも色を認識するには、光と視覚という二つの要素が必要です。太陽や月、炎といった自然光源、白熱球やLEDといった人工光源など、光そのものが発する色を光源色といい、光源から光を受けた物体が示す色を物体色といいます。

光源色は、光源から発せられた光が眼に入射し、眼の網膜上に分布している視細胞(錐体細胞)を刺激することによって脳が認識する色です。一方、物体色は、光源からの光が物体に当たった後、物体が波長ごとに持つ反射特性(あるいは透過特性)の影響を受けた光が眼に入射し、視細胞(錐体細胞)を刺激することで脳が認識する色です。

例えばリンゴの色は、光源からの光がリンゴに当たった後、リンゴに吸収されなかった光(反射した結果の光)が眼に入射し、視細胞(錐体細胞)を刺激することによって、脳がリンゴの色を認識します。つまり赤いリンゴは、リンゴそのものが赤い色をしているのではなく、赤を除く光をリンゴが吸収しているのです。このように、物体の色の違いとは反射特性の違いでもあり、すべての色を吸収したものは黒、すべての色を反射したものは白に見えます。

リンゴ









色を実際に感じているのは網膜で、そこには光の三原色「赤・緑・青」が持つ波長を感じる3種類の視細胞(錐体細胞)があります。色の刺激があると、錐体細胞から二つの経路で脳へ伝わり、この二つの情報が統合されることで、色として認識されるのです。

光源色や物体色については、物理的な特性を測定すれば数値化できます。ただし、人間が色をどう感じているかは個人差があり、測定できません。色の認識には、光源や物体の物理的性質に加えて、眼の生理的性質や脳の働き、心理的な要因も関わってきます。

色の三原色











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記事投稿日:2022/08/05