リプレゼンテーションという言葉について
プレゼンテーション(英 presentation)ということばがあります。これは、自分の目の前にあらわれているものをそのままのかたちで提示する、という意味のことばです。これを少し発展させたリプレゼンテーション(英 representation)ということばもあります。語源的には、presentation ということばの頭に「再び」を意味する re- をくっつけた単語です。こちらは、自分の目の前にあらわれているものを、他の手段を使って再提示(re-present)することを意味します。例えば、目の前にリンゴが一つあるとしましょう。これを手渡しなどによって相手にそのまま提示するのがプレゼンテーションであり、それに対して、ことばや絵画などの他の手段を用いて再提示するのがリプレゼンテーションです。また、目をつむって心に思い浮かべたリンゴのイメージ(「心像」と呼ばれることもあります)もリプレゼンテーションの一つということができます(参照:ブリタニカ国際大百科事典「表象」の項)。現実世界に存在する事物(リンゴそのもの、など)は、五感を通して私たちのうちにインプットされます。それがことば、絵、心に思い描くイメージなどのかたちでアウトプットされたものがリプレゼンテーションである、ということができるでしょう。
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ニューコードNLPスクール
記事投稿日:2024/01/10