New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

2021年11月

認知制御について(5)「メタ認知」

認知制御(cognitive control)とは、目標や課題に関する情報を継続的に保持し、適応的な思考や行動を導く認知機能と定義されています。

脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。

認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。


脳


メタ認知

知覚、情動、記憶、思考といった自己の認知活動を客観的に捉え、評価した上で制御することをメタ認知(meta-cognition)といいます。これは、「認知を認知する」(cognition about cognition)、あるいは、「知っていることを知っている」(knowing about knowing)とも表現できます。

自己の認知活動のモニタリングは、メタ認知の根幹を成します。それは、感覚から始まり、行動の目標を達成する上で複雑に組み合わされる脳内処理過程(高次認知機能)にまで及びます。モニタリングされた情報を意識的または無意識的に吟味することでさまざまな認知活動の制御が可能となります。

例えば、自分の能力と作業の難易度を照合した上で今後の行動に関して適切な判断を下すこと、行動目標に対して適切な課題を設定すること、状況に応じて適切な方略または道具を選ぶこと、モニタリングそのものを効率的に行うことなどです。これらの適応的な認知活動は、複雑な問題の解決にあたり、いつどのような知識に基づき行動するべきかを把握し実行する能力によって支えられています。


女性

 
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記事更新日:2023/12/20

認知制御について(4)「タスク・スイッチング」

認知制御(cognitive control)とは、目標や課題に関する情報を継続的に保持し、適応的な思考や行動を導く認知機能と定義されています。

脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。

認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。


脳


タスク・スイッチング

複数のタスクを同時に行いながら、そのタスクを客観的に分析し、次のタスクに応用することをタスク・スイッチング(タスクの切り替え)といいます。タスク・スイッチングの機能によって、次の行動を予測する能力が高まり、行動の積極性へとつながっていきます。

例えば、ピアノ伴奏に合わせて歌を歌うとき、次のようなタスク・スイッチングが行われています。

 タスクA: 自分の声を聞く
 タスクB: 自分の喉の感覚をチェックする
 タスクC: 自分の体の感覚をチェックする
 タスクD: ピアノの音を聞く
 タスクE: 自分の声とピアノの音とのハーモニーを聞く
 タスクF: その他… 


声楽

 

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記事更新日:2023/12/20

認知制御について(3)「モニタリング」

認知制御(cognitive control)とは、目標や課題に関する情報を継続的に保持し、適応的な思考や行動を導く認知機能と定義されています。

脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。

認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。


脳


モニタリング

何かを行うとき、大なり小なりゴールを設定します。また、1つの行為だけでゴールを達成できることは稀であり、複数の行為を段取り良く進めていく必要があります。

例えば、夕食にカレーを作ると決めたとき、材料を準備することから始めて、皮をむく、切る、炒めるなど段取りのひとつひとつについて、いま自分のしていることがどの段階にあたるのか、料理の手順はうまくいっているか、といったことをモニターする必要があります。また、その料理に必要な材料を買い忘れていることに気づいた、材料を焦がしてしまったなど、予想外のハプニングが起きたときには、その場で臨機応変に対応することも必要です。

このように、料理をする段取りや食事に関する一連の行為といったものを客観的に把握することをモニタリングといいます。モニタリングに重要な部位は前帯状皮質(anterior cingulate cortex)と島皮質(insular cortex)です。


料理
 

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記事更新日:2023/12/20

認知制御について(2)「プランニング」

認知制御(cognitive control)とは、目標や課題に関する情報を継続的に保持し、適応的な思考や行動を導く認知機能と定義されています。

脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。

認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。


脳


プランニング

何かを実行する際、最初に行うのが、行動のプランニング(planning)です。

例えば、人前で演奏することを決めたとき、演奏する曲目や曲数、(どこで演奏するかによって異なる)演奏のクオリティ、そのクオリティに到達するための方法などを事前に考えます。このようなプランニングは、最初に大まかなものを考えて、そこから徐々に細かなものにしていくことが多いです。そして、具体的なプランが完成したあと、実際に演奏するときまで、ワーキングメモリーを保存していきます。

目標を立てることができない、あるいは目標を立ててもプランニングができないときは、行動を開始することができません。何かの行動を始めるには、プランニングを行う必要があります。


目標設定



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記事更新日:2023/12/20

認知制御について(1)「セルフコントロール」

認知制御(cognitive control)とは、目標や課題に関する情報を継続的に保持し、適応的な思考や行動を導く認知機能と定義されています。

脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。

認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。


脳


セルフコントロール

前頭前野には、感情をコントロールしたり、衝動的な行動を抑えて計画的な行動を行なったりするセルフコントロールの機能があります。セルフコントロールがうまく働くと、感情や衝動に流されず、その場に応じた適切な状況判断と行動ができるようになります。


女性


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記事更新日:2023/12/20

脳の機能と認知制御について(目次)

ニューコードNLPスクールのブログで、「脳の機能と認知制御」について書いた記事の一覧です。

脳の機能と認知制御について(目次)

2021/11/15 脳の機能と認知制御について(目次)


脳の機能と認知制御について(記事)
2021/11/16 認知制御モデル(1)「セルフコントロール」
2021/11/17 認知制御モデル(2)「プランニング」
2021/11/18 認知制御モデル(3)「モニタリング」
2021/11/19 認知制御モデル(4)「タスク・スイッチング」
2021/11/20 認知制御モデル(5)「メタ認知」

2016/02/05 脳の制御モデル(1)「感覚を使ったフィードバック制御」
2016/02/06 脳の制御モデル(2)「内部モデルを使ったフィードフォワード制御」


脳












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記事更新日:2023/12/21

運動制御モデル(2)「運動制御の主要なネットワーク」

運動制御(motor control)は、制御の中枢である脳、運動を出力し、感覚フィードバックを受け取る身体、外部から働きかける環境の3つで構成されています。そして、制御の中枢である脳や身体を媒介とする内部ダイナミクスと外部ダイナミクスの動的関係を運動目的に適合した特性に自ら調整することが運動制御の本質です。

脳の運動制御システムは、大脳皮質の運動関連領野(一次運動野と高次運動野)と大脳皮質下の大脳基底核および小脳が中心的な役割を担っています。


脳


(1)一次運動野
一次運動野
は、随意運動の発現に関わる大脳皮質運動野の一つで、運動指令を脳幹や脊髄へ出力する主要な拠点です。一次運動野を中心に生成された運動指令は、脳幹や脊髄を下って、筋骨格系を動かし、環境へと働きかけます。その結果として得られる感覚フィードバックは、視覚野、聴覚野、体性感覚野の処理を経て、側頭連合野や頭頂連合野へと投射されます。側頭連合野は、色や形、言語などの認知情報を処理しており、運動関連領野と結合して、高次運動機能へと働きかけます。


(2)高次運動野
大脳皮質には、一次運動野の他に、運動前野補足運動野という高次運動野があります。私たちの日常生活における体の動きを考えてみますと、歩いたり食事をしたりするだけでもたいへん複雑な体の動きをしていることがわかります。また、スポーツや楽器の演奏となるとさらに複雑さを増し、一つ一つの動きの精度の高さも必要となってきます。そこで、筋肉単位での制御ではなく、一連の動きをするための体の一部あるいは全体のプランが必要になってきます。運動前野と補足運動野という高次運動野はこのような場面で働いています。


(3)大脳基底核や小脳

大脳皮質の運動関連領野は意識的な運動制御を行う際に主導的な役割を果たしますが、大脳基底核小脳はそれを補うあるいは無意識的な運動制御に重要な役割を果たします。


テニス


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記事更新日:2023/12/20

運動制御モデル(1)「運動制御について」

運動制御(motor control)は、制御の中枢である「脳」、運動を出力して感覚フィードバックを受け取る「身体」、外部から働きかける「環境」の3つで構成されています。そして、運動制御の本質は、脳や身体を媒介とする内部ダイナミクスと外部ダイナミクスの動的関係を、運動目的に適合した特性に自ら調整することにあります。

脳の運動制御システムは、大脳皮質の運動関連領野:一次運動野高次運動野、大脳皮質下の大脳基底核および小脳が中心的な役割を果たしています。


脳


運動制御の例「コーヒーを飲む」

コーヒーを飲むという動作について、運動制御という観点から見てみます。

まず、自分の目の前に、温かいコーヒーの入ったカップがあります。これは外部から働きかける環境です。コーヒーを飲もうと、カップを手で持ち上げますが、この時に感じるカップの重さ、温度、カップの中に入っているコーヒーの揺れなどは外部ダイナミクスとなります。また、カップを水平に保ちながら口元まで運び、そこからこぼさないように飲むまでの筋肉や関節の一連の動きは内部ダイナミクスになります。

このように、何気ない動作も、かなり緻密な運動制御のもとでなされていることがわかります。


コーヒーを飲む


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記事更新日:2023/12/20

脳の機能と運動制御について(目次)

ニューコードNLPスクールのブログで、「脳の機能と運動制御」について書いた記事の一覧です。

脳の機能と運動制御について(目次)

2021/11/01 脳の機能と運動制御について(目次)


脳の機能と認知制御について(記事)
2021/11/02 運動制御モデル(1)「運動制御について」
2021/11/03 運動制御モデル(2)「運動制御の主要なネットワーク」


脳












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記事更新日:2023/12/21
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