
私たちがニューコードNLPのコーチングコースを開催する意図は、コーチとしての皆さんがクライアントを目の前にした際に行う内容というよりも、高い集中力をもって困難な状況を超越するための演習をその時々で直感的に考案し、実践していただくことにあります。
私たちは、ニューコードNLPの実践者が演習で作り出す挑戦にうまく対処できれば、実際のクライアントを目の前にして見事成功するだろうと考えています。
演習はトレーニングの中核です。参加者は他の参加者に対して満足のいく挑戦を生み出し、多種多様なクライアント役を演じるよう求められます。
私たちは皆さんに、礼儀正しさ(courtesy)と敬意(respect)を区別するようお勧めします。特にお勧めしたいのは、演習で他の参加者とワークをしていて、クライアント役としてフィードバックを伝えている際に、日常における礼儀正しさの習慣を一時中断することです。
ニューコードNLPのコーチングコースにおいて、他の参加者の潜在性と実際の才能に敬意を持っているのであれば、他の参加者に適切な挑戦を提供することを目指して、最大限の技能と脳力を駆使しつつ、クライアント役を演じることで敬意を表明してみてください。
さらに、コーチ役を演じきった参加者に対して評価を提供するフィードバックの際には、演習者が自分のパフォーマンス力を向上させ、コーチ役として何をうまく達成できていて、(今後の改善のために)何に注意の焦点を合わせる必要があるかを正確に理解できるように、詳細なフィードバックを伝えるようにしてください。
クライアント役を演じ、フィードバックを伝えるためには、日常の礼儀正しさを一時的に捨てて、演習というフレームの中で相手に対して敬意を表すことが必要となります。
ジョン・グリンダー
カルメン・ボスティック・サンクレア

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール

記事更新日:2023/03/04