New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

2017年09月

Picking jade for the first time

The other day, I went to Itoigawa City in Niigata Prefecture by planes and trains from Fukuoka. The purpose was to pick up jade at the coast of Itoigawa City.

 

I stayed at a hotel and went to the coast on the first day, the second day, the third day…

 

The coast of Itoigawa was covered with stones washed ashore. They were all round, as if they had been polished by human hands, and there were also the ones with strange shapes that even seemed artistic.

 

The stones eroded by rain and wind from mountains that were once volcanoes, went down rapids, flowed from rivers into the sea over many years, rode ocean currents, and were washed ashore again by waves. The softer stones were polished to be round, while the harder ones became unique shapes even if not round. There was a beauty of nature that does not have the same shape, and then, I thought it was worth staying on this coast for a long time just to see it.

 

On the first day, a lot of stones with unusual colors and shapes caught my eye. But as the days went by, I lost interest in unusual shapes and everything began to look the same. Perhaps my brain has become so familiar to the environment of the Itoigawa coast that I don’t need no longer pay attention to every detail.

 

When we are eager to look closely at the stones on the beach in order to find jade, it will be difficult to find it. However, when we forget to pick it up and just stare at the coast, something like that sometimes catch our eyes.

 

During my stay in Itoigawa, I saw many people searching jade on the coast. When I observe these people, I began to notice their difference, such as this person came for the first time, or this person is experienced. The experienced walks with a wide view of the coast and picks up jade quickly with a long stick like a cane. It looked like he was walking as usual instead of trying to find it.

 

Seeing them, it reminded me of Dr. Grinder's “four-leaf clover” story his workshop. I'll introduce it.


海岸

 

海岸




はじめてのヒスイ拾い

先日、福岡から飛行機と電車を乗り継ぎ、新潟県の糸魚川市にまいりました。目的は、糸魚川市の海岸でヒスイを拾うためです。

 

ホテルに滞在して、1日目、2日目、3日目・・・と、連日、海岸に行きました。

 

糸魚川の海岸に打ち上げられた石は、まるで人の手によって研磨されたかのような真ん丸いものや、芸術的とさえ感じるような不思議な形をしたものがあり、ゴロゴロとひしめいていました。

 

かつて火山だった山々から雨風によって削り取られ急流を下り、長い年月をかけて川から海に流れ込み、海流に乗り、ふたたび波によって陸に打ち上げられた石たちは、軟らかい石ほど真ん丸に磨き抜かれています。一方、硬い石は丸くはならなくてもユニークな形になり、同じ形がひとつとない自然の造形美があって、見ているだけでもこの海岸に滞在する価値は高いと思いました。

 

初日は、色や形のめずらしい石にたくさん目が留まりました。しかし日を追うごとに、めずらしい石に目が留まらなくなり、すべてが同じように見えてきました。おそらく、私の脳が糸魚川の海岸という環境に慣れてしまい、細かなもののひとつひとつに注意を払うことができなくなったのでしょう

 

ヒスイを見つけようと意気込んで浜辺の石たちに目を凝らしていると、なかなか見つからないものです。しかし、拾うことを忘れて、ただぼうっと海岸を眺めているときなどに、それらしきものに目が留まります。

 

私が糸魚川に滞在している間、海岸でヒスイを拾っている人を何人も見かけました。その人々を観察すると、この人は初めて拾いに来たなとか、この人は拾うのに慣れているな、とか、違いがわかるようになってきました。拾うことに慣れている人は、海岸を広い視野で眺めながら歩き、杖のような長い棒を使ってさっとすくい上げていました。探そうとしているのではなく、ふつうに歩いている感じでした。


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記事更新日:2024/07/11

はじめてのヒスイ拾い

先日、福岡から飛行機と電車を乗り継ぎ、新潟県の糸魚川市にまいりました。目的は、糸魚川市の海岸でヒスイを拾うためです。

 

ホテルに滞在して、1日目、2日目、3日目・・・と、連日、海岸に行きました。

 

糸魚川の海岸に打ち上げられた石は、まるで人の手によって研磨されたかのような真ん丸いものや、芸術的とさえ感じるような不思議な形をしたものがあり、ゴロゴロとひしめいていました。

 

かつて火山だった山々から雨風によって削り取られ急流を下り、長い年月をかけて川から海に流れ込み、海流に乗り、ふたたび波によって陸に打ち上げられた石たちは、軟らかい石ほど真ん丸に磨き抜かれています。一方、硬い石は丸くはならなくてもユニークな形になり、同じ形がひとつとない自然の造形美があって、見ているだけでもこの海岸に滞在する価値は高いと思いました。

 

初日は、色や形のめずらしい石にたくさん目が留まりました。しかし日を追うごとに、めずらしい石に目が留まらなくなり、すべてが同じように見えてきました。おそらく、私の脳が糸魚川の海岸という環境に慣れてしまい、細かなもののひとつひとつに注意を払うことができなくなったのでしょう

 

ヒスイを見つけようと意気込んで浜辺の石たちに目を凝らしていると、なかなか見つからないものです。しかし、拾うことを忘れて、ただぼうっと海岸を眺めているときなどに、それらしきものに目が留まります。

 

私が糸魚川に滞在している間、海岸でヒスイを拾っている人を何人も見かけました。その人々を観察すると、この人は初めて拾いに来たなとか、この人は拾うのに慣れているな、とか、違いがわかるようになってきました。拾うことに慣れている人は、海岸を広い視野で眺めながら歩き、杖のような長い棒を使ってさっとすくい上げていました。探そうとしているのではなく、ふつうに歩いている感じでした。


海岸



海岸



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記事更新日:2024/07/11

Japanese culture seen in aemono

When you go to the sozai (daily dish) shop, you will see various kinds of aemono.

 

Aemono is a dish made by mixing seasonal ingredients prepared beforehand and aegoromo (traditional Japanese dressing) like seasoning, and is one of the typical daily dishes in Japan. As popular ones made at home, there are shira-ae (tofu with white dressing), goma-ae (tofu with sesame dressing), and sumiso-ae (tofu with vinegar and miso dressing), and so on.

 

By the way, when looking closely at the word aemono (和え物), not ‘合’ which means 'mixing', but ‘和’ which means ‘harmonizing’ is used.

 

When trying to explaining aemono, a combination of several ingredients, the word ‘combination’ in English, seems that the ingredients are simply put together, while ‘mixture’ makes us imagine that ingredients are mixed so much as we can't tell the taste or fragrance of each ingredient. If there were an appropriate word that could describe the essence of aemono best, it would be ‘harmony’.

 

I realized the depth of Japanese dishes again in the way seasonal ingredients only seen at certain season of the year are mixed in a single dish so as to enhance the flavors and fragrance each other.


白和え




和え物にみられる日本の文化

お惣菜売り場にいくと、いろいろな種類の和え物をみかけます。

和え物は、旬の食材を下ごしらえしたあと、調味料などの和え衣とともに混ぜ合わせた料理であり、日本料理では代表的な副菜のひとつです。家庭でよく作られるものとしては、豆腐を使った白和えや胡麻和え、酢みそ和えなどがあります。

ところで、和え物という言葉をよくみると、合わせることを意味する「合」ではなく、「和」という文字が当てられています。

いくつかの素材が合わさった和え物について英語で説明する場合、combination だと単に材料を組み合わせただけの感じがしますし、mixture だとひとつひとつの材料の味や香りがわからなくなるくらい混ぜられたものをイメージします。和え物のようすをよくあらわした言葉を挙げるとしたら、 harmony でしょうか。

一年のある時期だけしかお目見えしない旬の素材が、それぞれの味や香りを互いに引き立て合うようにひとつの器の中に合わせられるようすから、あらためて日本料理の奥深さを感じました。



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記事更新日:2024/07/10

和え物にみられる日本の文化

お惣菜売り場にいくと、いろいろな種類の和え物をみかけます。

和え物は、旬の食材を下ごしらえしたあと、調味料などの和え衣とともに混ぜ合わせた料理であり、日本料理では代表的な副菜のひとつです。家庭でよく作られるものとしては、豆腐を使った白和えや胡麻和え、酢みそ和えなどがあります。

ところで、和え物という言葉をよくみると、合わせることを意味する「合」ではなく、「和」という文字が当てられています。

いくつかの素材が合わさった和え物について英語で説明する場合、combination だと単に材料を組み合わせただけの感じがしますし、mixture だとひとつひとつの材料の味や香りがわからなくなるくらい混ぜられたものをイメージします。和え物のようすをよくあらわした言葉を挙げるとしたら、 harmony でしょうか。

一年のある時期だけしかお目見えしない旬の素材が、それぞれの味や香りを互いに引き立て合うようにひとつの器の中に合わせられるようすから、あらためて日本料理の奥深さを感じました。


白和え



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記事更新日:2024/07/10

Familiarity with vaguely shaped things

Today, I bought a small plate named “Mitsukumo” at a department store.


器
 


The plate was accompanied by the following description.



Mitsukumo

The three-cloud-shaped mamezara* is
 a mamezara with no front, which can be enjoyed in any direction, like a cloud that changes its shape minute by minute as it is blown by the wind, or like a full moon that hides in the clouds and changes its appearance.

 

*“Mamezararefers to particularly small plates of 10 cm or less among the small ones used at the dining table.Mamein Japanese meansbeanin English, and is often used to meansmall as a bean.(author's note)

 

-------------------------------


I was fascinated by the words in this description, “Mamezara with no front, which can be enjoyed in any direction.”And, then, I thought that the Japanese may have had such a way of enjoying from long ago.


In my opinion, a perfectly balanced shape radiates its perfection, but, for that reason, it also has an atmosphere that is somewhat unapproachable. On the other hand, an ambiguous and imbalanced shape conveys a feeling of warmth and familiarity


Looking at the clouds that change their shapes continuously as time passes, the irregular forms of waves crashing against the complex coastline, and the shapes of mountains that inspire our imagination as to how they were formed, I don’t know why, but I feel to catch a glimpse of the existence of a great creator in the wonder that they happened to become their shapes, and are not by human beings.



みつくも

今日は、デパートで、「みつくも」という名前のついた小さなお皿を買いました。



器


このお皿には、次のような説明書きが添えられていました。


みつくも

三つ雲形の豆皿は、風にふかれて刻一刻と形を変える雲のように、あるいは雲間に隠れて形を変える満月のように、好きな向きで楽しめる正面のない豆皿です。



私は、この説明書きにある「好きな向きで楽しめる正面のない豆皿」という文言に惹かれました。そして、もしかしたらそういう楽しみ方が、日本人には昔からあったのではないかと思いました。

完全に均整のとれた形をもつものは、その完璧さを放つがゆえに、どことなく近寄りがたい雰囲気も併せもっているように思います。一方、形があいまいで不均衡なものには、なんとなくあたたかみや親しみを感じたりします。


時間の経過とともにどんどん形を変えていく雲や、複雑な海岸線に打ち寄せる不規則な波の姿、どうやって形づくられたのかと創造力をかきたてられる山の形を見ていると、たまたまその形になったという偶然性と、その人為的ではないところになぜか、おおいなる創造主の存在を垣間見るような気もいたします。


山と雲




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記事更新日:2024/07/09

あいまいな形をしているものへの親しみ

今日は、デパートで、「みつくも」という名前のついた小さなお皿を買いました。

器


このお皿には、次のような説明書きが添えられていました。


みつくも

三つ雲形の豆皿は、風にふかれて刻一刻と形を変える雲のように、あるいは雲間に隠れて形を変える満月のように、好きな向きで楽しめる正面のない豆皿です。


私は、この説明書きにある「好きな向きで楽しめる正面のない豆皿」という文言に惹かれました。そして、もしかしたらそういう楽しみ方が、日本人には昔からあったのではないかと思いました。

完全に均整のとれた形をもつものは、その完璧さを放つがゆえに、どことなく近寄りがたい雰囲気も併せもっているように思います。一方、形があいまいで不均衡なものには、なんとなくあたたかみや親しみを感じたりします。


時間の経過とともにどんどん形を変えていく雲や、複雑な海岸線に打ち寄せる不規則な波の姿、どうやって形づくられたのかと創造力をかきたてられる山の形を見ていると、たまたまその形になったという偶然性と、その人為的ではないところになぜか、おおいなる創造主の存在を垣間見るような気もいたします。


山と雲




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記事更新日:2024/07/09

Osarai: the Japanese art of learning


御神楽


When you learn traditional Japanese arts such as flower arrangement or tea ceremony, or even in a classroom at school, you will hear the teachers and students use a phrase osarai (おさらい).

 

O- is a prefix you add to certain nouns when you want to sound polite, and -sarai is a noun that derives from a verb, sarau, which basically means to make water clean by removing mud or dust inside so that it flows smoothly.

 

This beautiful imagery of letting water flow smoothly has given birth to a metaphorical meaning: osarai is to practice earnestly so that you can let what your teacher or master taught you “flow” out of you smoothly. 


川




清らかな水にたとえた習い事

日本では、お稽古ごとをするときに、おさらい(御浚い)という言葉を使います。

「お(御)」は丁寧語、「さらい(浚い)」は動詞を名詞化したもので、もともとは、池や川の底にある泥やごみをとりのぞき、水を綺麗にしたり流れをよくしたりすることを意味します。

これが転じて、お稽古ごとで師匠から教わったことを自分の中からさらさらと流れ出るようになるまで修練する意味になりました。



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記事更新日:2024/07/08

清らかな水にたとえた習い事

御神楽


日本では、お稽古ごとをするときに、おさらい(御浚い)という言葉を使います。

「お(御)」は丁寧語、「さらい(浚い)」は動詞を名詞化したもので、もともとは、池や川の底にある泥やごみをとりのぞき、水を綺麗にしたり流れをよくしたりすることを意味します。

これが転じて、お稽古ごとで師匠から教わったことを自分の中からさらさらと流れ出るようになるまで修練する意味になりました。


川



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記事更新日:2024/07/08

Zeami's “View of Riken” in Kakyo

“Kakyo”, one of the most representative Noh theories written by Zeami, a Noh performer, in the middle of the Muromachi period, is a development of his first Noh theory, “Fushikaden”, which he wrote based on the teachings of his father, Kan’ami, and it is a collection of Noh theories that he had learned and established for about 20 years since he was 40 years old. This Noh theory had been written step by step until Oei 31 (1424), and finally was handed down Kanze Motomasa, his eldest son, as a secret. Kakyo’s final chapter particularly called ‘Oku-no-dan’ (final chapter) where is stated “Don't forget your original intention” as the heart of Noh performing, is valued as the essence of Zeami's Noh theory.

 

The below is a part of “Kakyo”.

 

Kakyo(excerpt) ―English translation―
……
And, for Noh-dance, there is an word, Mokuzen-shingo. What it means is “Keep your eyes forward and place your mind behind”.……The performer’s figure seen from Kensho (the audience seat watching Noh) is my Riken (the objective view of the performer from the audience). Accordingly, what the performer see by his own eyes is Gaken (the subjective view of the performer on his own eyes), not Riken. The way to see on view of Riken is the view of Kensho-doshin (the way to see with the same mind as the audience in kensyo). Then, the performer grasps his own figure firmly.……But, Riken is not enough yet. Unless being conscious of his own back view, the performer cannot recognize his performance’s vulgarity. Therefore, by being based on the objective view of Riken, the performer should get to Kensho-doken (to see with the same eyes as the audience), and furthermore, by grasping even Fugyumoku (what cannot be seen with the naked eye) with his mind's eyes, his entire figure should reveal a subtle and profound world. This is exactly what is meant by “Place your mind behind”.……


能楽



花鏡「離見の見」について

室町時代中期の能楽論書のひとつである花鏡(かきょう)は、能楽師の世阿弥(ぜあみ)が父親である観阿弥(かんあみ)の教えに基づいて書いた最初の能楽論「風姿花伝」(ふうしかでん)を発展させ、40歳の頃からおよそ二十年の間に、自らが体得し、開拓し得た芸術論を集成したものです。この能楽論書は、応永三十一年(1424年)までに段階的に書き連ねたのち、長男の観世元雅(かんぜもとまさ)に秘伝として授けました。とくに「奥段」と呼ばれる最後の段は、芸の奥義として「初心忘るべからず」と記され、世阿弥の芸能論の神髄と評されています

花鏡の一部をご紹介します。

花鏡(原文)
また舞に、目前心後といふことあり。目を前に見て、心を後ろに置けとなり。見所より見る所の風姿は、我が離見なり。しかればわが眼の見るところは、我見なり。離見の見にはあらず。離見の見にて見るところは、すなはち見所同心の見なり。その時は、我が姿を見特するなり。後ろ姿を覚えねば、姿の俗なるところをわきまえず。さるほどに離見の見にて見所同見となりて、不及目(ふぎょうもく)の身所まで見智して、五体相応の幽姿をなすべし。これすなわち、「心を後ろに置く」にてあらずや。

花鏡(口語訳)
舞には「目前心後」という言葉がある。目を前に心を後ろに置けということである。見所(能を見る客席)から見る姿こそ、私の「離見」である。よって、自分の目で見ているものは「我見」である。それは「離見の見」ではない。「離見の見」という見方はすなわち、見所と同じ心で見ることである。その時は、自分の姿をしっかりとらえている。舞う後ろ姿を確認しなければ、芸の低さを認識できない。だからこそ「離見の見」すなわち見所の見という客観的な目で、目の届かないところまで見てこそ、体全体が幽玄の世界をあらわす。これはすなわち「心を後ろに置く」ということである。


能楽



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記事更新日:2024/07/07

花鏡「離見の見」〜心を後ろに置く〜

室町時代中期の能楽論書のひとつである花鏡(かきょう)は、能楽師の世阿弥(ぜあみ)が父親である観阿弥(かんあみ)の教えに基づいて書いた最初の能楽論「風姿花伝」(ふうしかでん)を発展させ、40歳の頃からおよそ二十年の間に、自らが体得し、開拓し得た芸術論を集成したものです。この能楽論書は、応永三十一年(1424年)までに段階的に書き連ねたのち、長男の観世元雅(かんぜもとまさ)に秘伝として授けました。とくに「奥段」と呼ばれる最後の段は、芸の奥義として「初心忘るべからず」と記され、世阿弥の芸能論の神髄と評されています

花鏡の一部をご紹介します。

花鏡(原文)
また舞に、目前心後といふことあり。目を前に見て、心を後ろに置けとなり。見所より見る所の風姿は、我が離見なり。しかればわが眼の見るところは、我見なり。離見の見にはあらず。離見の見にて見るところは、すなはち見所同心の見なり。その時は、我が姿を見特するなり。後ろ姿を覚えねば、姿の俗なるところをわきまえず。さるほどに離見の見にて見所同見となりて、不及目(ふぎょうもく)の身所まで見智して、五体相応の幽姿をなすべし。これすなわち、「心を後ろに置く」にてあらずや。

花鏡(口語訳)
舞には「目前心後」という言葉がある。目を前に心を後ろに置けということである。見所(能を見る客席)から見る姿こそ、私の「離見」である。よって、自分の目で見ているものは「我見」である。それは「離見の見」ではない。「離見の見」という見方はすなわち、見所と同じ心で見ることである。その時は、自分の姿をしっかりとらえている。舞う後ろ姿を確認しなければ、芸の低さを認識できない。だからこそ「離見の見」すなわち見所の見という客観的な目で、目の届かないところまで見てこそ、体全体が幽玄の世界をあらわす。これはすなわち「心を後ろに置く」ということである。


能楽


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記事更新日:2024/07/07

A mutual resonance Western and Japanese sensibilitiesーCollaboration of classical music and Nohgaku

From the spring of 2020, many events at home and abroad have been canceled due to the spread of COVID-19. Under such circumstances, in May of this year, a well-known pianist from Argentina and living in Switzerland, Martha Argerich, came to Japan for the first time in three years and toured various cities for about a month to perform the world's highest performances. 


Among her performances, there was a rare program in which Argerich played together with Bunzō Otsuki, a living national treasure, who is a leading Shite (protagonist) in the Kanze school of Noh. There, Otsuki danced to J.S. Bach's ‘Partita’ Argerich played. 


The other day, I found an interview article with Argerich in a newspaper. On the day, after playing with Noh performer, she said with excitement, as following. 


“Noh fascinates my mind deeply. The very slow movements and the ‘Ma (time)’ of transformation from one movement to another reminded me of ‘legato’ in music.”


The article included a review on Argerich’s performance itself, too. 


“Her flowing tempo was well as usual. In addition, her communication ability that, by taking a little longer ‘Ma (time)’ to connect phrases, synchronized her piano with the movement of Noh dance was very wonderful, accordingly Bach's music and Noh dance showed a mysterious fusion which transcended the actual time and space of performance.” 


Here is a mutual resonance of Western and Japanese sensibilities thorough art. I think the essence of communication and its appearance are here.

能楽



西洋人と日本人の感覚の歩み寄りー西洋音楽と能楽のコラボレーション


2020年春から、コロナウイルスの蔓延により、国内外で多くの催し物が中止になりました。そのような中、今年の5月、アルゼンチン出身でスイス在住の著名なピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんが3年ぶりに来日し、約1ヵ月にわたり各地を巡り、世界最高峰の演奏を披露しました。

公演の中には、観世流シテ方の第一人者で人間国宝の大槻文藏氏と共演するという珍しいプログラムもあり、能の舞に合わせてJ.S.バッハのパルティータを演奏しました。

先日、ある新聞にアルゲリッチさんのインタビュー記事が載っているのを見つけました。能楽師との共演後、彼女は興奮冷めやらぬ様子でこう言ったそうです。

「能には心を奪われます。すごくゆっくりした所作、一つの動きから別の動きに移り変わる、その『間』が、音楽におけるレガートを思わせる

 

記事には、アルゲリッチさんの演奏評もありました。

「流麗なテンポはいつも通りなのに、フレーズとフレーズをつなぐ『間』をほんの少し長めに取り、能の動きと同期させるコミュニケーション能力は見事で、バッハの曲と能の舞が、演奏した時間と空間を超えて、不思議な融合を見せていた。」


芸術を通して、西洋人と日本人の感覚同士が歩み寄っています。コミュニケーションの神髄がここにあるように思います。

能楽




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記事更新日:2024/07/06

西洋人と日本人の歩み寄りー西洋音楽と能楽のコラボレーション

2020年春から、コロナウイルスの蔓延により、国内外で多くの催し物が中止になりました。そのような中、今年の5月、アルゼンチン出身でスイス在住の著名なピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんが3年ぶりに来日し、約1ヵ月にわたり各地を巡り、世界最高峰の演奏を披露しました。

公演の中には、観世流シテ方の第一人者で人間国宝の大槻文藏氏と共演するという珍しいプログラムもあり、能の舞に合わせてJ.S.バッハのパルティータを演奏しました。

先日、ある新聞にアルゲリッチさんのインタビュー記事が載っているのを見つけました。能楽師との共演後、彼女は興奮冷めやらぬ様子でこう言ったそうです。

「能には心を奪われます。すごくゆっくりした所作、一つの動きから別の動きに移り変わる、その『間』が、音楽におけるレガートを思わせる。

 

記事には、アルゲリッチさんの演奏評もありました。

「流麗なテンポはいつも通りなのに、フレーズとフレーズをつなぐ『間』をほんの少し長めに取り、能の動きと同期させるコミュニケーション能力は見事で、バッハの曲と能の舞が、演奏した時間と空間を超えて、不思議な融合を見せていた。」


芸術を通して、西洋人と日本人の感覚同士が歩み寄っています。コミュニケーションの神髄がここにあるように思います。

能楽



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記事更新日:2024/07/06

Fusen (Sticky Notes which Japanese people prefer)

At a stationery store, I found a certain product. It is a set of sticky notes with catch copy, “Sticky notes to choose your favorite paper for use”.


付箋



The package which I got, contains 20 sticky notes of 4 types each.

The two small types are pale yellow and pink. For them, high-quality paper is used so that they could be suitable for memos or marks.

The second largest third type is square, and for it is used the translucent, white and smooth special paper called glassine so that it could be suitable for make visible the document under it.

The largest of the four types is made of kraft paper. The color is natural brown reminiscent of soil and wood, and this might be suitable for casual messages and so on.

 

The material, color and size of the paper of sticky notes implicitly suggest us what they could be used for, and at the same time, they make us imagine the other boundless uses, not limited to sticky notes or indexes, “For it, which should I use?”, “What could I use it for?” and so on. In the inner dialogue which is born between the sticky notes and myself, there is a joy of exploring new things.

 

Recently, I often find myself selecting ‘Made in Japan’ not only in stationary but also in anything. seeking a mysterious feeling of being integrated with the tools ....


文具





日本人が好む付箋(ふせん)

文具屋さんで、ある商品に目が留まりました。「好きな紙から使える付箋」と書かれた付箋です。


中には4種の付箋がそれぞれ20枚ずつ入っています。


◎メモや目印などに使える付箋で、上質紙で作られています。色は淡い黄色と桃色の2種。4種の中では一番小さめです。

◎透明度があり下地を生かしたものに使える付箋で、グラシン紙で作られています。白くて滑らかな特殊紙で、正方形です。

◎カジュアルなメッセージなどに使える付箋で、クラフト紙で作られています。土や木を想像するようなナチュラルな茶色で、4種の中では一番大きめ。 

 

◎紙の素材、色、大きさが、何に使えるかを暗黙のうちに示唆していると同時に、これだけのバリエーションがあると、付箋やインデックスに限らず無限に用途が生み出せそうです。また、『どれを使おう?』『何に使おう?』と、付箋と自分との内なる対話も生まれ、何か新しいもの探求する楽しみもあります。ふと最近、文具に限らず、何でも<Made in Japan>を選んでいる自分に気づきます。道具と一体化する不思議な感覚を求めて…。



文具




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記事更新日:2024/07/05

日本人が好む付箋(ふせん)

文具屋さんで、ある商品に目が留まりました。それは、「好きな紙から使える付箋」と書かれた付箋です。

付箋



中には4種の付箋がそれぞれ20枚ずつ入っています。


◎メモや目印などに使える付箋で、上質紙で作られています。色は淡い黄色と桃色の2種。4種の中では一番小さめです。

◎透明度があり下地を生かしたものに使える付箋で、グラシン紙で作られています。白くて滑らかな特殊紙で、正方形です。

◎カジュアルなメッセージなどに使える付箋で、クラフト紙で作られています。土や木を想像するようなナチュラルな茶色で、4種の中では一番大きめ。 

 

紙の素材、色、大きさが、何に使えるかを暗黙のうちに示唆していると同時に、これだけのバリエーションがあると、付箋やインデックスに限らず無限に用途が生み出せそうです。また、『どれを使おう?』『何に使おう?』と、付箋と自分との内なる対話も生まれ、何か新しいもの探求する楽しみもあります。

ふと最近、文具に限らず、何でも<Made in Japan>を選んでいる自分に気づきます。まるで道具と一体化するような不思議な感覚を求めて…。


文具

 


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記事更新日:2024/07/05

Pebble road (Tamajari no Michi)

Pebble road (Tamajari no Michi)

 

伊勢神宮



Walking in the precinct of Ise Jingu**, we notice that the approach to the shrines is covered with pebbles.


Walking the pebble road, the subtle vibrations of the pebbles rubbing each other are transmitted from the soles of feet to the entire body, which makes us feel very comfortable. At the same time, the solemn crunch of footsteps sounds like a whisper of the nature. Looking around the pebbles covered all over the road, while we notice there are no same pebbles in size or shape, we find we ourselves are in a strange feeling as if we were floating above the clouds.

 

Usually, walking on the asphalted road, we often experience that thoughts like anxiety, hesitation and so on, occur and circulate in our mind. On the other hand, walking on the pebble road, such thoughts disappear, our consciousness spreads to the outer world, and even our five senses are transcended, accordingly we feel as if we were invited to an infinite world.

The pebble roads of Ise Jingu are said to be covered with round pebbles without edges, which were originally at the bottom of river in nature. Interesting is that the pebbles must be stones in river, not sea. Why it must be so? Probably, there is a deep reason behind it.

 

The pebble road invites us, human beings, to the sacred world, I certainly think so, walking on the pebble road of Ise Jingu.


Note:

*Tamajari means Pebbles in Japanese.

**Ise Jingu consists of two areas, Naiku(Kotaijingu) and Geku(Toyo’uke-daijingu), each of which has a pebble approach within its vast precinct.


白い玉砂利




玉砂利の道

伊勢神宮の境内を歩くと、参道に玉砂利が敷き詰められているのに気づきます。

 

玉砂利の道を歩いていると、小石どうしが擦れ合うときの細かな振動が足の裏から全身に伝わり、なんとも心地よい感覚になります。また、ザク、ザク、ザクという地味な音が、まるで自然界からの囁きのように聴こえます。そして、ひとつとして同じ大きさや同じ形のない小石があたりいっぱいに敷き詰められているのを見渡すと、まるで自分が雲の上に浮かんでいるような、不思議な感覚に陥ります。

 

普段、アスファルトの上を歩いていると、不安や迷いといった思考が浮かんではぐるぐる巡ることがあります。一方、玉砂利の上を歩いていると、思考が消えてなくなり、自分の意識が外界に広がり、五感すらも超えて、まさに無限の世界に誘われるようです。

 

伊勢神宮の玉砂利には、自然の川底にある、角がとれて丸くなったものを敷き詰めているそうです。海の石ではなく川の石でないといけないそうで、そこにも何か深い理由が隠されているように思います。

 

玉砂利の道は、私たち人間を神性へと誘ってくれる道のように思えてなりません。



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記事更新日:2024/07/04

玉砂利の道

伊勢神宮


伊勢神宮の境内を歩くと、参道に玉砂利が敷き詰められているのに気づきます。


玉砂利の道を歩いていると、小石どうしが擦れ合うときの細かな振動が足の裏から全身に伝わり、なんとも心地よい感覚になります。また、ザク、ザク、ザクという地味な音が、まるで自然界からの囁きのように聴こえます。そして、ひとつとして同じ大きさや同じ形のない小石があたりいっぱいに敷き詰められているのを見渡すと、まるで自分が雲の上に浮かんでいるような、不思議な感覚に陥ります。

 

普段、アスファルトの上を歩いていると、不安や迷いといった思考が浮かんではぐるぐる巡ることがあります。一方、玉砂利の上を歩いていると、思考が消えてなくなり、自分の意識が外界に広がり、五感すらも超えて、まさに無限の世界に誘われるようです。

 

伊勢神宮の玉砂利には、自然の川底にある、角がとれて丸くなったものを敷き詰めているそうです。海の石ではなく川の石でないといけないそうで、そこにも何か深い理由が隠されているように思います。

 

玉砂利の道は、私たち人間を神性へと誘ってくれる道のように思えてなりません。


白い玉砂利



 

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記事更新日:2024/07/04

The paper string ornaments “Mizuhiki”

Mizuhiki is paper string ornaments that are used to tie wrapping papers of gift or attach to envelopes.

水引


According to records, the origin of Mizuhiki is said to start from a historical description that, during the Asuka period (592-710), when Ono no Imoko (unknown date of birth and death), who has been in China as Kenzuishi (a mission to Sui dynasty), came back to Japan, linen strings dyed in red and white were tied to the gifts to the emperor offered from the accompanying Sui’s messenger. On the other hand, the word Mizuhiki itself is said to have come from the making procedure, at first, making Japanese paper into Koyori (twisted paper strings), and then pasting liquid starch (‘(mizu)nori-hiki’ in Japanese) to harden it so that the twist doesn’t loosen.


Introducing the typical knots of Mizuhiki which are usually used in Japan.


水引


Musubi-kiri (upper right figure)

This way of tying is to tie Mizuhiki so that the both tips of the knot point upwards. Using this method of tying, Mizuhiki is tied tightly at its center, and, once it has been tied, it cannot be easily untied. Therefore, it involves a message,“I hope that the same thing will not occur in the future,”to be used on wedding, get-well visits, funerals and so on.

 

Chō-musubi (bottom right figure)

This way of tying is easy to untie the knot and tie it again, and therefor involves a message,“I hope it will occur again and again.” Therefore, this is used on celebrations such as entrance into a school, promotion, birth and so on.


Awaji-musubi (left figure)

In case of this tying, when both ends of Mizuhiki are pulled, the knot is tied even more tightly. Since this Awaji-musubi is as difficult to untie as Musubi-kiri, and further, uses a more complicated knotting than Musubi-kiri, this involves a message, “I hope it will continue for a long and long time.” For this reason, this is used for celebrating on wedding, rewarding for lessons and so on.



水引について

贈り物の包み紙を結んだり、封筒に付けられたりする紙製の飾り紐のことを、水引(みずひき)といいます。


水引の起こりは、飛鳥時代、遣隋使として当時の中国に渡った小野妹子が日本に帰る際、隋からの献上品に紅白に染めた麻の紐が結ばれていたという記録にあるようです。また、水引という言葉は、和紙をこより状にして、よりが緩まないように水のりを引いて固めたことからきたのではないかといわれています。


日本でよく使われている水引についてご紹介します。
 


結び切り(右上)

結び目の先が上になるように結ぶもので、一度結ぶと簡単に解けないように水引を中心で固く結ぶことから、「繰り返すことがありませんように」という意味が込められ、結婚のお祝いや病気のお見舞い、お葬式などに使われます。


蝶結び(右下)

簡単に解いたり結んだりできるもので、「何度でもそれが起きますように」という意味が込められ、進学や昇進、出産などのお祝いに使われます。

 

あわじ結び(左)

両端を引っ張るとさらに固く結ばれるもので、結び切りと同じく解けにくいのと、より複雑な結び方であることから、「末永く続きますように」という意味が込められ、結婚のお祝いや、習い事の謝礼などに使われます。




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記事更新日:2024/07/03

水引について

贈り物の包み紙を結んだり、封筒に付けられたりする紙製の飾り紐のことを、水引(みずひき)といいます。

水引


水引の起こりは、飛鳥時代、遣隋使として当時の中国に渡った小野妹子が日本に帰る際、隋からの献上品に紅白に染めた麻の紐が結ばれていたという記録にあるようです。また、水引という言葉は、和紙をこより状にして、よりが緩まないように水のりを引いて固めたことからきたのではないかといわれています。


日本でよく使われている水引についてご紹介します。


水引


結び切り(右上)

結び目の先が上になるように結ぶもので、一度結ぶと簡単に解けないように水引を中心で固く結ぶことから、「繰り返すことがありませんように」という意味が込められ、結婚のお祝いや病気のお見舞い、お葬式などに使われます。


蝶結び(右下)

簡単に解いたり結んだりできるもので、「何度でもそれが起きますように」という意味が込められ、進学や昇進、出産などのお祝いに使われます。

 

あわじ結び(左)

両端を引っ張るとさらに固く結ばれるもので、結び切りと同じく解けにくいのと、より複雑な結び方であることから、「末永く続きますように」という意味が込められ、結婚のお祝いや、習い事の謝礼などに使われます。




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記事更新日:2024/07/03

Japanese tea and Shigaraki ware

In Otsu City, Shiga Prefecture, there is a Japanese tea shop called Nakagawa Seisei-do Chaho, which is dealing in not only Japanese tea but also a lot of tea utensils. When I visited it the other day, the shop owner showed me the tea utensils one by one, and told me a lot of interesting stories about them. According to him, tea utensils in his shop are Shigaraki ware. To make them, Shigaraki-potters themselves enter the mountains to find the best clay, and then, they try to soak and dissolve the gotten clay in water, and by stirring it and taking out its clear layer and the unnecessary things repeatedly, get finer clay called Suihi-tsuchi (elutriated soil).

When making this Suihi-tsuchi, the best water for it is said to be the one which flows beside rice fields, including a lot of microorganisms. On the other hand, when baking tea-ware using Suihi-tsuchi, potters actually eat tea leaves and make tea-ware that suits the taste of tea, for the taste of tea varies depending on the place and altitude where the tea grows.

The shop owner ended his talk as following, “To make delicious tea, please use tea-ware and water which match the tea.”

お茶




日本茶と信楽焼

滋賀県の大津市に中川誠盛堂茶舗という日本茶のお店があります。ここはお茶だけではなく茶道具も豊富に取り揃えています。

先日こちらのお店を訪ねると、店主が茶道具を一つひとつ見せながら、興味深い話をしてくださいました。

「お店に置いてある茶道具はすべて信楽焼で、陶芸家が山へ自ら足を運び、探してきた土で作ったものです。土を水につけ、何回も攪拌したり、透明な上澄みや不要なものを除去しながら、きめ細かな土である水簸(すいひ)土を作ります」

店主の説明では、この時に使う水は、田んぼの横を流れていて微生物がたくさんいるような水が良いとのことです。水簸土を使って茶器を焼くにあたり、陶芸家は実際にお茶を口にし、それに合った茶器を作るといいます。お茶は、育つ場所や標高によって味が異なるためです。

「おいしいお茶をいれるには、お茶に合った茶器と水を使うと良い」

店主はそうしめくくりました。



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記事更新日:2024/07/02

日本茶と信楽焼

滋賀県の大津市に中川誠盛堂茶舗という日本茶のお店があります。ここはお茶だけではなく茶道具も豊富に取り揃えています。

先日こちらのお店を訪ねると、店主が茶道具を一つひとつ見せながら、興味深い話をしてくださいました。

「お店に置いてある茶道具はすべて信楽焼で、陶芸家が山へ自ら足を運び、探してきた土で作ったものです。土を水につけ、何回も攪拌したり、透明な上澄みや不要なものを除去しながら、きめ細かな土である
水簸(すいひ)土を作ります」

店主の説明では、この時に使う水は、田んぼの横を流れていて微生物がたくさんいるような水が良いとのことです。水簸土を使って茶器を焼くにあたり、陶芸家は実際にお茶を口にし、それに合った茶器を作るといいます。お茶は、育つ場所や標高によって味が異なるためです。

「おいしいお茶をいれるには、お茶に合った茶器と水を使うと良い」

店主はそうしめくくりました。

お茶



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記事更新日:2024/07/02

Hana-aka of Arita porcelain

Hana-aka* of Arita porcelain


There is an area called Akaemachi in Arita-cho, Saga Prefecture, which is famous for Arita porcelain. As its name** suggests, there are many workshops which specialize in producing red pigments in this area, and one of the most representative red pigments which they make is Hana-aka indispensable for Arita porcelain.
 


According to them, in order to make this pigment, Hana-aka, they put iron rust*** in a large jar filled with water, continue to replace the supernatant liquid generated in the jar every day, and change the iron rust into nano-sized fine particles over about 10 years. How amazing it needs ten years to make one color! Further, according to them, what is the most important is the fineness and purity of particles, and, in order to keep this, they have maintained not the mechanical work but manual, and the use of well water for generations. 

The red of Arita porcelain. What have the ancestors in Arita been intending to reflect in this color…?


Note:

*‘Hana’ in Hana-aka means ‘flowers’ and ‘aka’ means ‘red color’ in Japanese.

**’Akae’ in area name, Akae-machi, means ‘red pictures’ in Japanese.

***For example, rust of iron oxide.


花赤




有田焼の花赤

有田焼で有名な佐賀県有田町に赤絵町という場所があります。ここにはその地名のとおり、赤い絵の具を専門に作り出す工房が集まっていて、有田焼には欠かせない花赤(はなあか)と呼ばれる赤い絵の具が作られています。

花赤というという絵の具を作るためには、水を入れた大きな壺に鉄さびを入れて、毎日、一日も欠かすことなく上澄みを入れ替え、10年ほどかけてナノサイズの細かい粒子に仕上げていく必要があるそうです。一つの色を作るのに10年もかけるとは、本当に凄いことだと思います。もっとも大切なのは粒子の細かさと純度だそうで、機械ではなく手作業ですることと、井戸水を使うことも代々守られているとのことです。

有田焼
の赤。先人たちはこの色に何を映し出そうとしていたのか


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記事更新日:2024/07/01

有田焼の花赤(はなあか)

有田焼で有名な佐賀県有田町に赤絵町という場所があります。ここにはその地名のとおり、赤い絵の具を専門に作り出す工房が集まっていて、有田焼には欠かせない花赤(はなあか)と呼ばれる赤い絵の具が作られています。

花赤という
という絵の具を作るためには、水を入れた大きな壺に鉄さびを入れて、毎日、一日も欠かすことなく上澄みを入れ替え、10年ほどかけてナノサイズの細かい粒子に仕上げていく必要があるそうです。一つの色を作るのに10年もかけるとは、本当に凄いことだと思います。もっとも大切なのは粒子の細かさと純度だそうで、機械ではなく手作業ですることと、井戸水を使うことも代々守られているとのことです。

有田焼の赤。先人たちはこの色に何を映し出そうとしていたのか



花赤




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記事更新日:2024/07/01

Yokawa-chudo-hall of Hieizan Enryaku-ji Temple

Yokawa-chūdō-hall, located in the Yokawa area of Hieizan Enryaku-ji Temple*, is famous for its building in Kake-zukuri like ‘Kiyomizu no Butai’ (the stage of Kiyomizu) of Kiyomizu-dera Temple in Kyoto. Kake-zukuri is a building style which secures the underfloor using long pillars and crosspieces on the place with a large height difference like a cliff, and constructs a building on it.


By the way, why was this chūdō-hall built in such an unstable place? Such a question arose in me.

Then, I investigated the reason, and found that the model of this building was ‘Kentōshi-sen’ (the ship for envoy to Tang China during Nara and Heian periods). Looking at with such knowledge, to me, the ground with height difference looked like the surface of the sea with high waves going up and down, and at the same time, the building seemed to create a ship-like atmosphere floating in the waves of the sea.
Yokawa-chūdō-hall is just an elaborate metaphor, which makes us feel how courageous it was to go abroad to learn at the risk of life. Given immeasurable encouragement, I left the building.

Note:

*Hieizan Enryaku-ji Temple is the head temple of the Tendai sect of Japan located on Mt. Hiei between Kyoto City and Otsu City of Shiga Prefecture, which was opened by Saichō (767-822), a monk in the early Heian period.


比叡山延暦寺




比叡山延暦寺の横川中堂

比叡山延暦寺の横川エリアにある横川中堂は、京都の清水寺にある「清水の舞台」と同じ懸造(かけづくり)の建物として有名です。懸造とは、崖などの高低差が大きい土地に長い柱や貫で床下を固定し、その上に建物を築く建築様式です。

それにしてもなぜ、こんな不安定な場所に建てたのか。そういった疑問が私の中に湧きました。そこで理由を調べてみたら、この建物のモデルが「遣唐使船」だからと分かりました。そういった目で眺めると、高低差のある土地を、高い波が上下する海面に見立て、波に浮かぶ船の雰囲気を醸し出しているように見えてきます。 


命がけで学びに行くってすごいな、という気持ちにさせる、手の込んだメタファーです。なんだかものすごく大きな勇気をもらって、建物をあとにしました。
 

 

注:

*比叡山延暦寺は、京都市と滋賀県大津市の境にある比叡山に位置する天台宗の総本山の寺院。平安時代初期に僧・最澄(767-822)により開かれた。


比叡山延暦寺



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記事更新日:2024/06/30

比叡山延暦寺の横川中堂

比叡山延暦寺の横川エリアにある横川中堂は、京都の清水寺にある「清水の舞台」と同じ懸造(かけづくり)の建物として有名です。懸造とは、崖などの高低差が大きい土地に長い柱や貫で床下を固定し、その上に建物を築く建築様式です。

それにしてもなぜ、こんな不安定な場所に建てたのか。そういった疑問が私の中に湧きました。そこで理由を調べてみたら、この建物のモデルが「遣唐使船」だからと分かりました。そういった目で眺めると、高低差のある土地を、高い波が上下する海面に見立て、波に浮かぶ船の雰囲気を醸し出しているように見えてきます。 


命がけで学びに行くってすごいな、という気持ちにさせる、手の込んだメタファーです。なんだかものすごく大きな勇気をもらって、建物をあとにしました。
  



比叡山延暦寺



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記事更新日:2024/06/30

Jodo-in of Hieizan Enryaku-ji Temple

Jōdo-in, located in the precincts of Hieizan Enryakuji Temple, is the mausoleum of Saichō, the founder of the Tendai sect. To reach there, we must go down an incredibly long stone staircase.

比叡山延暦寺


On the way, an idea flitted across my mind, if this stone staircase were up
….


If the place where the founder sleeps is in a high place, we would raise our expectation that, aiming at the founder’s virtue, we can get to a higher place.


However, as I got down the long stone staircase, I began to feel something mysterious and found my self-consciousness rapidly diminishing.

  

When I reached Jōdo-in, only a quiet space had awaited me. All I did there was only to feel the wind, listen to the birds, and look at the swaying leaves.

Then, I was deeply convinced that Saichō's thought was just alive in this space-time of self-effacement
.

比叡山延暦寺




比叡山延暦寺の浄土院

比叡山延暦寺の境内にある浄土院は、天台宗の開祖である最澄の御廟です。ここへたどり着くまでには、とてつもなく長い石段を下りなければなりません。

比叡山延暦寺



ふと、思います。もしこの石段が、上り坂だったら…。

 

開祖が眠る場所が高いところにあれば、その足元を目指して、自分も高いところに行けるのでは…といった期待がふくらむかもしれません。


しかし、長い石段を下っていくと、何とも不思議な感じがしてきて、自我の意識がどんどん薄まっていくことに気づきます。


浄土院にたどりつくと、そこには静かな空間だけが待っています。そこでは、ただただ風を感じ、鳥の声を聴き、木の葉の揺れるようすに目を向けるだけです。


この忘我の時空間に、最澄の想いが生きているように思えて仕方ありません。

比叡山延暦寺



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記事更新日:2024/06/29

比叡山延暦寺の浄土院

比叡山延暦寺の境内にある浄土院は、天台宗の開祖である最澄の御廟です。ここへたどり着くまでには、とてつもなく長い石段を下りなければなりません。


比叡山延暦寺



ふと、思います。もしこの石段が、上り坂だったら…。

 

開祖が眠る場所が高いところにあれば、その足元を目指して、自分も高いところに行けるのでは・・・といった期待がふくらむかもしれません。


しかし、長い石段を下っていくと、何とも不思議な感じがしてきて、自我の意識がどんどん薄まっていくことに気づきます。


浄土院にたどりつくと、そこには静かな空間だけが待っています。そこでは、ただただ風を感じ、鳥の声を聴き、木の葉の揺れるようすに目を向けるだけです。

この忘我の時空間に、最澄の想いが生きているように思えて仕方ありません。

比叡山延暦寺



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記事更新日:2024/06/29

Silence is also a word...

I heard an interesting story from my friend.

 

He is a Japanese in his fifties and has been a musical director for overseas bands. One day, a small issue came up and he was asked for his opinion as a director.

 

At that moment, he stopped talking and took the time for a moment to give weight to his words. However, according to him, nobody around him waited for him to begin to talk. On the contrary, they began to talk freely as they like. In Japan, silence and pauses serve as preparations for the next important word. The longer the silence is, the more everyone understand that the next words carry weight. On the other hand, in the West, it is perceived as having nothing to say.

 

He says that he has a lot of overseas experience and has no problems with music. However, according to him, in everyday life, Westerners do not “read the atmosphere of  the place” or do not think that “silence is also a word''. This is a cultural difference that our Japanese cannot become familiar with, he says.

 

[References]

Akikazu Nakamura, Body changes with ‘Missoku’ in Sinchosensho, Shinchosha, 2006, pp142-143.

ミーティング



沈黙もまた言葉である…

友人からおもしろい話を聞きました。

彼は五十代の日本人で、ずっと海外のバンドの音楽監督をしています。何かちょっとした問題が持ち上がって、監督としての意見を聞かれたのだそうです。

「うーむ……」と、彼としては次の言葉に重みを与えようと一瞬黙ったところ、みんな聞き耳を立てるかなと思ったら、その反対に、まわりはどんどんしゃべり始め、待ってはくれない。日本だったら、沈黙やタメは次の重要な言葉への布石でしょう。沈黙が長ければ、言葉は重いということがおのずとわかる。それが西洋では、言いたいことがない、と受け止められてしまう。

海外経験はとても豊富で、音楽的にはぜんぜん支障はないそうですが、日常的な部分では、西洋人は「空気を読む」ということがない、「沈黙もまた言葉である」というふうには考えてないのだ、ということにはなかなか慣れることができないらしいのです。
(中村明一著「密息」新潮選書 p.142-143より)


ミーティング


「密息」で身体が変わる (新潮選書)
中村 明一
新潮社
2006-05-24



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記事更新日:2024/06/28

沈黙もまた言葉である…

友人からおもしろい話を聞きました。

彼は五十代の日本人で、ずっと海外のバンドの音楽監督をしています。何かちょっとした問題が持ち上がって、監督としての意見を聞かれたのだそうです。

「うーむ……」と、彼としては次の言葉に重みを与えようと一瞬黙ったところ、みんな聞き耳を立てるかなと思ったら、その反対に、まわりはどんどんしゃべり始め、待ってはくれない。日本だったら、沈黙やタメは次の重要な言葉への布石でしょう。沈黙が長ければ、言葉は重いということがおのずとわかる。それが西洋では、言いたいことがない、と受け止められてしまう。

海外経験はとても豊富で、音楽的にはぜんぜん支障はないそうですが、日常的な部分では、西洋人は「空気を読む」ということがない、「沈黙もまた言葉である」というふうには考えてないのだ、ということにはなかなか慣れることができないらしいのです。
(中村明一著「密息」新潮選書 p.142-143より)


ミーティング


「密息」で身体が変わる (新潮選書)
中村 明一
新潮社
2006-05-24



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記事更新日:2024/06/28

日本人の特殊な感性について(目次)

ニューコードNLPスクールのブログで、「日本人の特殊な感性」について書いた記事の一覧です。

日本人の特殊な感性について(目次)
2017/10/31 日本人の特性な感性について(目次)


日本人の特殊な感性について(記事)
◆エピステモロジーと認識
2017/09/03 沈黙もまた言葉である…
2017/09/04 Silence is also a word...

2017/10/09 日本語の間(ま)という言葉について 
2017/10/10 About the word "Ma"

2017/09/19 日本人と西洋人の歩み寄りー西洋音楽と能楽のコラボレーション
2017/09/20 A mutual resonance Western and Japanese sensibilitiesーCollabration of Classical music and Nohgaku


◆五感と共感覚
2017/09/09 有田焼の花赤
2017/09/10 Hana-aka of Arita porcelain

2017/09/11 日本茶と信楽焼
2017/09/12 Japanese tea and Shigaraki ware

2017/09/15 玉砂利の道 
2017/09/16 Pebble road (Tamajari no Michi)

2017/09/19 あいまいな形をしているものへの親しみ
2017/09/20 Familiarity with vaguely shaped things


◆五感とストラテジー
2017/09/29 はじめてのヒスイ拾い
2017/09/30 Picking jade for the first time


◆知覚ポジションと視点
2017/09/21 花鏡「離見の見」について
2017/09/22 Zeami's “View of Riken” in Kakyo 


◆周辺視野
2017/09/29 はじめてのヒスイ拾い
2017/09/30 Picking jade for the first time


◆空間アンカー(covert version)
2017/09/05 比叡山延暦寺の浄土院 
2017/09/06 Jodo-in Hieizan Enryaku-ji Temple


◆チャンキング
2017/09/17 日本人が好む付箋(ふせん)
2017/09/18 Fusen (Sticky Notes which Japanese people prefer)


◆メタファー
2017/09/07 比叡山延暦寺の横川中堂
2017/09/08 Yokawa-cyudo-hall of Hieizan Enryaku-ji Temple

2017/09/13 水引きについて
2017/09/14 The paper string ornaments "Mizuhiki"

2017/09/23 清らかな水にたとえた習い事
2017/09/24 Osarai: the Japanese art of learning

2017/09/27 和え物にみられる日本の文化
2017/09/28 Japanese culture seen in aemono


◆ラポール
2017/10/13 じゃんけんとラポールの関係

2017/09/19 日本人と西洋人の歩み寄りー西洋音楽と能楽のコラボレーション
2017/09/20 A mutual resonance Western and Japanese sensibilitiesーCollabration of Classical music and Nohgaku


◆卓越性の研磨

2017/10/01 意識的に呼吸をすること
2017/10/02 The art of conscious breathing

2017/10/03 日本人の特殊な呼吸法「密息」
2017/10/04 Japanese unique breathing method "Missoku"

2017/10/05「密息」〜日本人が古来より自然に行ってきた呼吸法〜
2017/10/06 "Missoku" - a unique breathing method practiced by the Japanese people since old times.


2017/10/07 左右の鼻腔による呼吸



◆脳と言語
2019/06/01 脳幹自動スイッチ機構と日本語
2019/06/02 Brain Stem Automatic Swich Mechanism and Japanese Language


◆その他
2017/10/11 小林秀雄と蛍
2011/10/12 Hideo Kobayashi and a Firefly


金魚


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記事投稿日:2024/07/19
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